発売当時は車に載せたウーハー(失笑)でガンガン流してました。
ミクスチャー(HipHopとHR/HMが融合したもの)と言えば当時ゴリゴリのしかなかったんだけど、彼らだけは一線を画してメロディアスで情緒がある。
なんてことは当時は全然気づかず、人種も音楽性もぐちゃぐちゃに混ぜたスタイルを単純にかっけぇな!! と思ってたもんです。なんでも混ぜまくると正体不明になってカッコイイ! という中学生的感性なんだが……。
で、こういうのをかっこうよくストレートに万人に伝えると言うのは実は難しくて、それを実現したのがプロデューサーのドン・ギルモア先生でした。チェスターのボーカルは素で良すぎるので、スッと入ってきすぎて偉大さがよくわからんと思います。
それをいち早く目をつけてあの音響に仕立て上げたドンさんすげーな と思いました。
ちなみに、ドンギルモアが最近手がけた仕事といえばラクーナ・コイルです。
やっぱりLPの系譜にのっている気はする。メンバーが単純にLPスキなのかも。
それでギルモアを外して以降のLPというのは実はそんなに聞いてなくて……なんか単なるバラード歌手になってしまったような気もしてたんだよね。
とはいえ、同世代なので亡くなってしまったのはなんともびっくりです。